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西区九条の会 5周年の集い

 憲法9条の改正に反対する広島市西区の5団体でつくる「西区九条の会連絡会」が18日、結成5周年の集いを西区で開いた。元市長の平岡敬氏(85)=西区=が講演し、96条の改正で改憲しやすくしようとしている安倍晋三首相を批判した。

 平岡氏は戦争放棄をうたう9条を「日本の基軸」と指摘。「9条があったからこそ他国に迷惑をかけず今日まで発展できた」と主張した。96条を改正する姿勢を野球に例え「本塁打を打てないから球場を狭くしようという話だ」と批判した。

 児童文学者の那須正幹氏(70)=防府市=も登壇。「平和が一番、戦争は嫌だ、という考え方を日本人は忘れてしまっている」と強調した。

 西区では2008年3、4月に五つの「九条の会」が相次ぎ発足し、連絡会を組織した。集いには約250人が訪れた。

(2013年5月19日朝刊掲載)

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