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「慰安婦問題 関心を」 きょう岡山で体験聞く会

 旧日本軍の従軍慰安婦だった韓国人女性の体験を聞く会が23日、岡山市北区表町の市男女共同参画社会推進センター「さんかく岡山」である。証言をする金福童(キムボクトン)さん(87)と吉元玉(キルウォノク)さん(84)が22日、市役所で会見し、「(従軍慰安婦問題に)多くの人に関心をもってほしい」と聞く会への参加を呼び掛けた。

 金さんは14歳だった1941年から終戦まで慰安婦として台湾やシンガポールなどに送られた。「過去の日本人の過ちは、今の日本人が解決しなければならない」と日本政府の謝罪や賠償を訴えた。

 11歳の時、中国東北部(旧満州)の慰安所に送られたという、吉さんは「早く問題を解決するよう市民が積極的に前に出てほしい」と述べた。

 体験を聞く会は市民団体の「慰安婦」問題を考える女たちの会・岡山の主催。午後1時から3時半まで。参加費千円。学生は無料。先着100人。同会Tel086(277)7522。(永山啓一)

(2013年5月23日朝刊掲載)

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