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被災地支援へ学生出発 島根県立大の6人 がれきや家屋片付け

 島根県浜田市の県立大で22日、東日本大震災の被災地でボランティア活動をする学生6人の出発式があった。県社会福祉協議会が本年度初めて派遣する災害ボランティア隊として、ボランティア数が減少している宮城県南三陸町で活動する。

 同大であった出発式では、本田雄一学長が「皆さんの熱い思いが復興につながる。被災者の生活再建のために力を尽くしてほしい」と激励。2回目の参加となる3年藤本みのりさん(20)は「被災地では何が求められているか体感してきたい」と決意を述べた。

 災害ボランティア隊には県立大生を含む16~66歳の男女計25人が26日まで、がれきの処理や被災家屋の片付け、農漁業の復興サポートに当たる。29日には本年度第2陣として、県立大生16人を含む計26人が南三陸町へ出発する。

 県社協は2011年5月から、災害ボランティア隊を派遣しており、昨年度までに25回、延べ計596人が岩手、宮城、福島の3県に赴いた。このうち225人を県立大生が占めている。(浜岡学、明知隼二)

(2013年5月23日朝刊掲載)

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