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韓国紙 原爆投下「神の懲罰」 官房長官「不見識」と非難

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、韓国紙、中央日報が掲載した、広島と長崎への原爆投下を「神の懲罰」などとしたコラムを「誠に不見識だ」と非難した。安倍晋三首相の国会答弁が発端となって歴史認識問題が再燃する中、日韓両国民に冷静な対応を呼び掛けた。

 菅氏は「わが国は唯一の被爆国。原爆に関するこうした認識を断じて容認することはできない」と強調した。

 コラムは、首相が航空自衛隊松島基地で操縦席に座った練習機の機体番号が「731」だったことを、細菌兵器の人体実験をしたとされる旧関東軍の部隊と関連付け、原爆投下は人体実験の犠牲者たちの「復讐(ふくしゅう)」などと主張した。

 菅氏は、在韓国日本大使館が22日に同紙へ抗議したことを明らかにした上で、「日韓両国民が冷静に対応していくことが重要だ」と述べた。(城戸収)

(2013年5月24日朝刊掲載)

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