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米被爆者協会長 松井市長と懇談

 米国広島・長崎原爆被爆者協会の据石和(すえいし・かず)会長(86)が23日、広島市役所に松井一実市長を訪ね、懇談した。

 据石会長は米ロサンゼルス郊外に暮らし、全米各地で被爆体験を証言している。懇談で「誰もが熱心に耳を傾けてくれ、原爆投下をわびる人もいる。無駄ではないと信じている」と語った。松井市長は「語り続けてほしい」と激励した。

 据石さんは、県医師会が1977年から隔年で続ける北米の被爆者の健康診断の運営に協力した。病気療養などのため、4月10日から広島市に滞在。今月末の帰国を前に、県医師会の関係者と市役所を訪ねた。

(2013年5月24日朝刊掲載)

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