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核軍縮 7月に円卓会議 広島県が企画 初回テーマは「東アジア」

 広島県は24日、核兵器保有国を含めた各国の研究者や政治家が広島市に集い、核兵器廃絶の道筋を探る円卓会議を7月下旬に開くと発表した。

 テーマは「東アジアの核軍縮・軍備管理」。軍備拡大を進める中国や核実験を繰り返す北朝鮮の動向を踏まえ、東アジアの核軍縮・不拡散、非核化に向けて意見を交わす。

 円卓会議は、県の「国際平和拠点ひろしま構想」の一環で初めて企画。日本、中国、韓国、米国などから研究者や政治家約20人が参加する。「核をめぐる緊張度が最も高い地域の一つ」として東アジアに焦点を当てることにした。

 県は円卓会議を2014年度以降も継続していく考えだ。将来は各国の政府関係者の参加を得て、多国間の核軍縮交渉につなげることを目指す。湯崎知事は「会議を通じ、核兵器廃絶が具体的に進むよう努力したい」と強調している。(野崎建一郎)

(2013年5月25日朝刊掲載)

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