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岩国基地 米軍着陸訓練の予備施設に指定 防衛省

 防衛省は24日、在日米軍司令部から、原子力空母の艦載機が6月1日から硫黄島(東京)で実施する夜間離着陸訓練(NLP)などを含む陸上空母離着陸訓練(FCLP)の予備施設に、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)など国内3カ所を指定したと通告があった、と発表した。

 米軍は11日までFCLPを予定。天候不良などで硫黄島で実施できない場合、7日は厚木(神奈川県)、8~11日は岩国、厚木、三沢(青森県)の3基地の一部か全部を、午前10時~午後10時に使うとしている。

 在日米軍から通告を受けた防衛省が24日、山口県と市に連絡。岩国基地の指定は昨年5月以来で、県・市は口頭で硫黄島で訓練を完了することなどを要請した。また、県と岩国市など2市2町でつくる県基地関係県市町連絡協議会は29日、岩国基地を予備施設に指定しないことなどを同基地などに要請する。

(2013年5月25日朝刊掲載)

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