平和の実現 継続重要 「アンネのバラ」 山室さんが講演 福山
13年5月27日
全国に「アンネのバラ」の接ぎ木を贈る活動をしている京都府綾部市の山室建治さん(72)の講演会が25日、広島県福山市御幸町のホロコースト記念館であり、約50人が参加した。
高校教諭だった父から活動を引き継いだ山室さんは「バラは手を掛けないと育たない。平和の実現も同じことだ」と強調した。約40年前から親子で全国の中学校や福祉施設などに接ぎ木を贈り、その数は約8千本にのぼる。「平和の輪を広げるためには、継続することが重要だ」と力を込めた。
バラは、ナチスドイツのユダヤ人強制収容所で亡くなった少女アンネ・フランクをしのんで名付けられた。講演会は、バラを敷地内で育てて接ぎ木を贈る活動をしている同記念館が企画した。(東谷和平)
(2013年5月26日朝刊掲載)
高校教諭だった父から活動を引き継いだ山室さんは「バラは手を掛けないと育たない。平和の実現も同じことだ」と強調した。約40年前から親子で全国の中学校や福祉施設などに接ぎ木を贈り、その数は約8千本にのぼる。「平和の輪を広げるためには、継続することが重要だ」と力を込めた。
バラは、ナチスドイツのユダヤ人強制収容所で亡くなった少女アンネ・フランクをしのんで名付けられた。講演会は、バラを敷地内で育てて接ぎ木を贈る活動をしている同記念館が企画した。(東谷和平)
(2013年5月26日朝刊掲載)