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原発再稼働 撤回訴え 広島県原水協 政府方針受け抗議文

 政府が成長戦略に盛り込むエネルギー政策へ原発再稼働の方針を明記する見通しとなったのを受け、広島県原水協は26日、撤回を求める抗議文を安倍晋三首相宛てに首相官邸へファクスで送った。

 文書は、福島第1原発事故の原因が解明途上にあると指摘し「事故の収束さえ見えない中、誠実さがなく、怒りを覚える」と非難。原発輸出を加速する政府の姿勢にも触れ「絶対安全の原発はなく、輸出計画は撤回すべきだ」と訴えている。

 同日、東区で開いた理事会で採択した。

 理事会ではまた、日本原水協などが8月に広島市で開く原水爆禁止世界大会についての説明もあった。ベトナム戦争を描いた映画「プラトーン」などで知られる米国のオリバー・ストーン監督が参加することが報告された。(田中美千子)

(2013年5月27日朝刊掲載)

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