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枯れ葉剤被害者を支援 東広島 広島ベトナム協5周年

 枯れ葉剤被害者への支援などに取り組む広島ベトナム平和友好協会が26日、設立5周年式典を東広島市西条町の催事場で開いた。原爆の被災者救護の歴史がある同市の市民たちが、ベトナム戦争の傷痕に目を向けて始まった交流。両国の国交樹立40年の今年、一層の友好促進を誓った。

 河内昌彦会長が「多くの人の協力で心温まる活動を続けている」とあいさつ。蔵田義雄市長、在大阪ベトナム総領事館のカオ・アイン・ジュン領事たち約60人が参加。河内会長が、協会の設立に功績のあった讃岐照夫元市長たちを表彰した。

 広島ベトナム平和友好協会は2009年6月に発足。ベトナム戦争の激戦地だったクアンチ省にある少数民族の高校生に奨学金を支給する活動をはじめ、東広島市内で平和友好パネル展や、枯れ葉剤被害児支援のコンサートなどを開催した。

 今年10月には、ベトナムに国交樹立40年の記念訪問団派遣を計画している。(串信考)

(2013年5月27日朝刊掲載)

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