×

ニュース

米軍NLP 岩国回避を 広島県など要請

 米軍が原子力空母艦載機の夜間離着陸訓練(NLP)などを含む陸上空母離着陸訓練(FCLP)の予備施設に米海兵隊岩国基地(岩国市)を指定したことを受け、広島県と広島市、廿日市市は28日、岩国基地を訓練に使わないよう求める要請書をジョン・ルース駐日米大使と岩国基地に送った。

 要請書は「騒音や事故発生など平穏な市民生活への影響が懸念される。断じて容認できない」と強調。岩国基地を予備施設に指定しないことも求める。

 県と2市は同日、岸田文雄外相と小野寺五典防衛相にも岩国基地の使用回避を米側に働き掛けるよう求める要請書を送った。県は29日に担当者が外務、防衛両省を訪ね、重ねて要請する。

 また、市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」は28日、オバマ米大統領宛てに岩国基地でのFCLP実施に反対する抗議文を送った。政府にも予備指定の回避を求める要請文を送った。

(2013年5月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ