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原発事故に備え放射線監視研修 松江で島根県職員ら

 島根県は30日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故に備え、放射線監視(モニタリング)の研修会を松江市で開いた。県、原発30キロ圏の4市など7団体の職員が参加し、手法を学んだ。

 事故の際は、7団体の計100人がモニタリング業務に当たる。この日は39人が県の職員から大気中の放射線量を測定するサーベイメーターや測定者が身に付けるポケット線量計の使い方を教わった。微量の放射線を発する金属も用意され、実際にその周辺の線量も測定した。

 松江地方気象台の岡泰広さん(48)は「放射線は目に見えないので怖い。今後も知識を深めたい」と話していた。1月の原子力防災訓練でモニタリングの手法を誤るミスがあった反省から、県は年2回だった研修会を本年度は3回に増やすという。

(2013年5月31日朝刊掲載)

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