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竹島問答集 刊行目指す 2月までに島根県研究会 日本の主張紹介

 日韓両国が領有権を主張する隠岐の島町の竹島(韓国名・独島(トクト))問題を調査する島根県の竹島問題研究会は2日、松江市で会合を開き、啓発書籍「竹島問題の100問100答」(仮称)の編集方針を決めた。来年2月22日の「竹島の日」までの刊行を目指す。

 書籍は四六判、約200ページを予定。各1問を約1500文字で解説する。竹島の概要や県の取り組みを紹介するほか、「1905年の竹島の領土編入は日本の朝鮮侵略の第一歩である」などとする韓国側の主張に反論する。

 韓国の出版社が2007年に同国の主張に基づいた「独島問題100問100答」を出版しており、研究会は書籍で日本側の主張をアピールする狙い。民間の出版社に発行を要請する。

 この日、会合には委員13人が出席。編集方針の議論は非公開とした。会合後、座長の下條正男拓殖大教授は「幅広い角度から竹島問題を理解しやすい本にする。特に教員が児童・生徒に正しく教えるための手掛かりにしたい」と述べた。(川上裕)

(2013年6月3日朝刊掲載)

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