中国放送番組がラジオ部門大賞 ギャラクシー賞
13年6月4日
優れた放送に贈られる第50回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)が3日発表され、ラジオ部門の大賞に中国放送が昨年8月6日に平和記念公園(広島市中区)周辺から生放送した「日々感謝。ヒビカン」が選ばれた。
受賞した番組は、青山高治アナウンサーや詩人アーサー・ビナードさんが原爆ドームや慰霊碑を巡り、被爆の惨状や遺族の思いをあらためてかみしめる内容。ビナードさんの写真絵本「さがしています」に載った遺品にまつわる体験を紡いだ。
広島市立高女原爆慰霊碑前では、当時、13歳だった姉を亡くし、肩掛けかばんだけが遺品という女性が「今も会いたい」と語った。
中国放送がラジオ部門で大賞を受賞するのは初めて。心に響く構成と演出で、何を未来へつないでいくかの志が光っていたと評価された。岡本幸プロデューサー(38)は「ヒロシマをどう伝えるか毎年悩む。関心を持って聴いていただくきっかけになれば」と話した。
(2013年6月4日朝刊掲載)
受賞した番組は、青山高治アナウンサーや詩人アーサー・ビナードさんが原爆ドームや慰霊碑を巡り、被爆の惨状や遺族の思いをあらためてかみしめる内容。ビナードさんの写真絵本「さがしています」に載った遺品にまつわる体験を紡いだ。
広島市立高女原爆慰霊碑前では、当時、13歳だった姉を亡くし、肩掛けかばんだけが遺品という女性が「今も会いたい」と語った。
中国放送がラジオ部門で大賞を受賞するのは初めて。心に響く構成と演出で、何を未来へつないでいくかの志が光っていたと評価された。岡本幸プロデューサー(38)は「ヒロシマをどう伝えるか毎年悩む。関心を持って聴いていただくきっかけになれば」と話した。
(2013年6月4日朝刊掲載)