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原発点検不備 再発防止誓う 中電「安全文化の日」

 中国電力は3日、島根原子力発電所(島根県松江市鹿島町)の点検不備問題を受けて設けた「原子力安全文化の日」の記念行事を同原発で開いた。

 原発で働く同社や協力会社の計約460人を前に、苅田知英社長は「点検不備問題に終わりはない。再発防止策と信頼回復の活動を続けよう」と強調した。原発近くの島根原子力館で、問題の風化防止のため設けたモニュメント「誓いの鐘」(高さ3メートル)を鳴らした。

 島根原発では2010年3月、1、2号機で多数の機器の点検不備が判明した。中電は同6月3日に、再発防止対策を盛り込んだ最終報告書を国に提出した。この日を「原子力安全文化の日」に定めた。(川上裕)

(2013年6月4日朝刊掲載)

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