×

ニュース

三次で3機 低空飛行 米の電子戦機とFA18か

 広島県三次市作木町で4日午後0時半ごろ、米軍のEA6Bプラウラー電子戦機とみられる飛行機が超低空で飛行した。複数の住民が飛行の様子を撮影した。

 飛行機は、安芸高田市高宮町から江の川を横切って作木に入り、川に沿って山あいを蛇行しながら北側の島根県方面へ向かった。

 江の川カヌー公園さくぎでは、岡本和彦所長(60)が音に気付き機体を撮影。近くの川の駅でも、作木町のNPO法人元気むらさくぎ専務理事の田村真司さん(63)が、北側に飛び去る様子を写した。2人によると、高度は100メートルほどという。

 カヌー公園は定休日だったが、川の駅は昼食時間で客が15人ほどいた。田村さんは「お客さんの多くが腰を浮かせて驚いていた。腹立たしく、許せない飛行だ」と超低空飛行の中止を求める。

 この日は同町で午前10時前にも、米軍のFA18ホーネット戦闘攻撃機とみられる飛行機2機による低空飛行も目撃されている。市地域振興課には作木町の住民たちから1日で計7件の目撃情報があった。午後0時半ごろの飛行では「子どもが音に驚き大泣きした」との苦情も市作木支所に寄せられた。(桜井邦彦)

(2013年6月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ