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低レベル廃棄物搬出 島根原発 200リットルドラム缶608本分

 中国電力は4日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)で低レベル放射性廃棄物を専用船に積み込んだ。船は同日、日本原燃低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県六ケ所村)に向け出港し、7日に到着する予定。

 廃棄物は金属製の配管やプラスチック類をモルタルで固めたもので、200リットルドラム缶608本分。中電や協力会社の社員約75人が、ドラム缶を8本ずつ収めたコンテナを貯蔵庫から運び、発電所の専用港に停泊中の船にクレーンで積み込んだ。島根県と鳥取県、原発30キロ圏の松江、出雲、米子、境港の4市の職員計11人が視察した。

 島根原発からの低レベル放射性廃棄物の搬出は15回目で、これまでに運び出したドラム缶は計1万8632本。島根原発では3万5500本を貯蔵でき、4月末現在で2万7100本相当の廃棄物を保管している。(明知隼二)

(2013年6月5日朝刊掲載)

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