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米軍低空飛行 騒音70デシベル超えが最多 5日の浜田 45回「眠れない」

 米軍機による低空飛行訓練の実態把握のため、浜田市が同市旭町の旭支所に設置した騒音測定器で5日、騒がしい街頭の音量に相当する70デシベル以上の騒音を、2011年12月の機器設置以降、最多の1日45回測定したことが6日、分かった。

 同支所自治振興課によると、午前10時~午後0時半に計12回、午後4時~9時半に計33回を記録。騒音が最大だったのは午後9時15分ごろで騒がしい工場内の音量に匹敵する87・7デシベルだった。住民から「子どもがおびえている」「眠れない」などの苦情が計11件あった。

 飛行を目撃した同課担当者によると、午後6~7時ごろ、米軍のFA18ホーネット戦闘攻撃機とみられる航空機3機が上空を旋回していたという。これまでの最多の測定は昨年12月18日の43回だった。

 同市内には測定器が3台あり、金城町と弥栄町に設置された別の2台は、5日に0、1回測定した。

 島根県内には、同市を含む西部の3市2町に計12台の測定器が設置されている。県防災危機管理課は「浜田市の1台以外で1日に40回を超えた報告はなく、深刻な被害が明確に示されている」としている。(浜岡学)

(2013年6月7日朝刊掲載)

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