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「核廃絶の願い広げたい」 高校生平和大使会見 国連でスピーチへ

 高校生平和大使に選ばれた県立広島高2年松岡朱音さん(16)=呉市=と、広島大付属高1年小桜智穂さん(15)=広島市安佐南区=が6日、広島市役所で記者会見した。長崎、福島県などの18人と8月20日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、核兵器廃絶を求めるスピーチをする。

 松岡さんは、核兵器廃絶を求める高校生による「1万人署名」の活動に参加しており、「世界平和を願う若者の熱い気持ちを伝えたい」と話した。

 小桜さんは中学2年の時、平和学習で出会った被爆者から平和への思いを託された。「被爆者の話を実際に聞くことができる私たちが、核兵器廃絶への願いを広げたい」と意気込んだ。

 平和大使は広島、長崎両市を拠点にする市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が1998年に始め、ことしで第16代。5月の広島県選考会には28人が参加し、松岡さんと小桜さんが選ばれた。(岡田浩平)

(2013年6月7日朝刊掲載)

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