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平和公園折り鶴 紙粘土に ユニバーサルポスト

 総合印刷業のユニバーサルポスト(広島市西区)は、平和記念公園(中区)の「原爆の子の像」にささげられた折り鶴を再生した紙粘土「つる姫」=写真=を作った。

 市から約50キロの折り鶴を譲り受け、樹脂と混ぜて練り上げた。ピンクや青の紙片を粘土内に残している。1個120グラムで3千個を製造した。

 販促グッズなどとしての利用を想定。企業向けに1個525円で売る。広島青年会議所(中区)などが7、8月に開く平和に関するイベントでも活用する予定。同社は「多くの人の平和への思いを昇華させたい。折り鶴の利用に弾みがついてほしい」としている。

 市平和推進課によると、市は80トン強の折り鶴を保管しており、前年5月に活用に向けた取り組みが始まった。先月末までに延べ95件の法人や個人から活用の申し出があった。(山本賢二朗)

(2013年6月8日朝刊掲載)

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