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豊平から平和 願い込め 被爆者の会 碑周辺を清掃

 北広島町豊平地域の「豊平原爆被爆者の会」が31日、同町戸谷の「平和の碑」周辺を清掃した。

 石碑は同会が1987年、恒久平和の願いを込めて建てた。この日は、箕牧智之会長(78)たち会員5人と町職員1人の計6人が「平和」の文字を刻んだ石碑を洗い流したり、周辺の雑草を取ったりして約1時間汗を流した。

 町内の被爆者健康手帳を持つ被爆者は482人で平均年齢は87・33歳。同町都志見の小里祥子さん(74)は「救護に当たった母親から被爆者の苦しむ様子を聞いた。戦争や核兵器の被害者を出してはならない」と話していた。(山田太一)

(2020年8月1日朝刊掲載)

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