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原爆の子の像に折り鶴ささげる 海田の老人ク連女性部

 海田町老人クラブ連合会女性部のメンバーが1日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆の子の像に折り鶴約3万5千羽をささげた。犠牲者の冥福を祈り、核兵器廃絶や平和を願った。

 女性部長の加里本小智恵(さちえ)さん(78)たち5人が訪問。約700人の部員が作った折り鶴とともに、「世界の恒久平和の実現を願って」などと書かれた短冊も添えた。

 女性部は2009年から毎年、原爆の日の前に折り鶴を届けている。原爆投下時、東広島市に住んでいた加里本さんは、広島市の方向に煙が上がっていたのを覚えているという。「漠然と怖かった記憶がある。戦争はあってはならない」と力を込めた。

(2020年8月2日朝刊掲載)

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