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戦後75年 灯に祈り 三良坂で「平和のつどい」

 三次市三良坂町の三良坂平和公園で1日夜、市主催の「平和のつどい」があった。平和記念公園(広島市中区)の折り鶴を再利用して作った灯籠約300個に明かりをともし、訪れた約200人が戦争のない世界の実現を願った。

 新型コロナウイルスの影響で、バザーやステージイベントを取りやめた。戦後75年の節目に合わせ「75 祈 平和」の文字を描くように灯籠を並べ、平和記念公園の「平和の灯(ともしび)」から採った火を使って暗闇にメッセージを浮かび上がらせた。

 三良坂平和美術館を建設するなど平和行政に取り組んだ旧三良坂町時代から続く平和のつどいは、合併翌年の2005年から市が運営を引き継いだ。助木達夫実行委員長(70)は「平和への思いを市民が共有する貴重な機会。コロナ禍でも中止せず、未来へつなぐことができた」と話した。(高橋穂)

(2020年8月3日朝刊掲載)

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