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「花と緑の広島」企業の力添えを 広島市、被爆70年へ募る

 広島市は被爆70年の2015年に向け、町を四季の花で彩る事業「花と緑の広島づくり」の協賛企業を募る。市が、陸と海の玄関口や市中心部の街角に設置するプランターの「スポンサー」になる。10日、市役所であった事業の推進本部(本部長・松井一実市長)会議で決めた。

 推進本部は昨年6月の初会合で、重点地域として南区のJR広島駅前広場と広島港、中区の紙屋町・八丁堀の三つのエリアをピックアップ。具体的な取り組みを検討してきた。

 重点地域には10月ごろ、大型プランターを計100基設置。1基当たり1万円程度の協賛金を企業から募り、ネームプレートなどで示す。協賛金はプランターの作製、設置や花の苗の購入に充てる。水やりを手伝うボランティアも募る。

 この日の会議では他にも、ひろしまフラワーフェスティバル(FF)の会場を飾る花を育てる「ピースフラワープロジェクト花育」に参加する学校や町内会を増やしていくことや、消防庁舎、浄水場など市施設も積極的に花で装うことを決めた。市緑政課は「花と緑あふれる街を官民でつくる意識を高めたい」としている。(岡田浩平)

(2013年6月11日朝刊掲載)

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