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　市民団体のフォーラム「平和・人権・環境」しまねと自治労県本部は１０日、中国電力島根原子力発電所（松江市鹿島町）の１、２号機再稼働と３号機稼働を認めないよう、松江市に要請した。

　両団体の１０人が同市役所を訪れ、フォーラムの杉谷肇代表が市政策部の講武直樹次長に要請書を手渡した。要請は５項目で、原子力規制委員会に拙速な規制基準を策定しないことや、島根原発周辺の活断層などの調査を要請することも盛り込まれている。

　両団体は、松浦正敬市長の「安全性に問題がなければ（３号機を）再稼働させるべきだ」との発言にも触れ「安全性軽視」と抗議した。講武次長は「真意が十分伝わっていない。市民の安全が大前提で今後も変わらない」とした。

（２０１３年６月１１日朝刊掲載）