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平和大行進 広島に到着 原水協など 核兵器廃絶訴え

 核兵器廃絶を訴えて全都道府県をリレーして歩く「国民平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)の一行約250人が4日、広島市中区の平和記念公園に到着した。

 東京や北海道などを起点に5月6日以降、11コースに分かれて行進。今回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一部コースを縮小し、県境をまたぐ行進は自粛した。この日は、全国から引き継がれた「核兵器のない世界を」などと書かれた横断幕を先頭に11時半ごろゴールした。

 福山市から10日間歩き続けた無職村上厚子さん(65)=広島市東区=は、行進中の先月29日、原爆投下後に降った「黒い雨」訴訟で被爆者の訴えが認められた広島地裁判決に触れ、「草の根の運動は確実に実を結ぶ。私も被爆2世として今後の活動に生かしたい」と誓っていた。(猪股修平)

(2020年8月5日朝刊掲載)

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