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国連職員 ネット原爆展 日本人有志 折り鶴写真も募る

 国連で働く日本人職員の有志が、インターネット上で原爆展を開いている。広島市出身の被爆2世で、ケニアのナイロビに本部を置く国連環境計画(UNEP)に勤める中村武洋さん(58)が中心となり計画。広島と長崎の原爆被害を伝える写真や絵を約60点掲載しており、折り鶴の写真を募る企画もある。31日まで。

 けがをした被爆者や被爆資料の写真、惨禍を描いた絵などで、英文で解説している。広島と長崎の原爆資料館から提供を受けた。折り鶴の写真は、ツイッターとインスタグラムで「#orizuru75」を付けて投稿してもらい、千羽集めて合成作品に仕上げる。

 6日午後4時からは、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(広島市中区)の青少年大使を務めた高校生2人のスピーチを配信する。

 また広島事務所は6日午後6時から、「コロナ禍と核なき世界実現への道」と題したオンライン会議を催す。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長たちが核軍縮、不拡散について意見を交わす。視聴無料で、事前登録が必要となる。

 広島事務所☎082(511)2424。原爆展のアドレスは、https://a‐bombs‐virtual‐exhibition.weebly.com/(赤江裕紀)

(2020年8月5日朝刊掲載)

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