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全棟の保存 平口氏訴え 広島被服支廠

 自民党の「被爆者救済と核兵器廃絶推進議連」事務局長の平口洋衆院議員(広島2区)は10日、旧陸軍被服支廠について、全棟の保存が必要との考えをあらためて示した。広島市西区での政治資金パーティーで「被爆を象徴する建物だ」と評価した。

 平口氏は、世界遺産の原爆ドーム(中区)を引き合いに「平和都市広島を代表する建物として、原爆ドームと被服支廠があるという状況でなければ、とてもまずい」と強調した。

 課題となっている耐震化費用などの確保では「県独自では無理がある。国も相応の負担をしないといけない」と主張。具体的な確保策として、第三セクターを設置し、国、県、市の負担と市民の寄付などで財源を手当てするよう提案した。

(2020年2月12日朝刊掲載)

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