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核廃絶へ活動活発化 野党系議連 NPT会議に向け

 立憲民主党や国民民主党などの野党系議員らでつくる「核兵器のない世界を目指す議員連盟」(会長・岡田克也元外相)は20日、衆院議員会館で役員会を開いた。被爆75年の節目となる今年、核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれることを受け、2月末から活動を活発化させることを決めた。

 役員会は非公開で、岡田会長や森本真治事務局長代理(参院広島)たち4人が出席。まずは27日に参院議員会館で総会を開き、外務省から核軍縮に向けた政策などを聞き取ることを決めた。

 その後、有識者を招いて勉強会を数回開き、米・ニューヨークで4月下旬に始まるNPT再検討会議までに提言書をまとめたい考えだ。核廃絶の必要性を訴える国会決議の実現も模索していく。

 議連は旧民主党系の議員で構成し46人。昨年7月の参院選後は開かれていなかった。今回から衆参で共同会派を組む社民党などにも参加を呼び掛ける。森本氏は「被爆75年に核廃絶に取り組む機運をつくっていきたい」と話した。(河野揚)

(2020年2月21日朝刊掲載)

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