平和首長会議 加盟都市からの首長メッセージ 北海道・東北
15年1月14日
平和首長会議 加盟都市からの平和メッセージ
①北海道北広島市 上野 正三市長
世界平和と核兵器の廃絶は、人類共通の願いです。世界で唯一の被爆国である私たちが今できることは、二度と同じ過ちを繰り返すことなく、戦争の悲惨さと平和の大切さを次世代に語り継いでいくことです。
北広島市は明治17年、広島県人25戸103人が一村創建を目指し、開拓の鍬(くわ)をおろしてから130年を迎えました。昭和63年「平和都市宣言」を行い、平成8年には市制施行を記念して、広島市の平和記念公園にある「平和の灯」を分火していただき、市民とともに世界平和を願い、平和の「灯」を大切に灯(とも)し続けております。
これからも市民とともに平和啓発事業を続けることで、世界の恒久平和が実現されることを心より願っております。
②北海道北見市 櫻田 真人市長
北見市では、戦争を知らない若い世代に、戦争の恐ろしさ、平和の大切さを考えてもらう機会として、小中学生が広島平和記念式典に参列する「広島平和の旅」や被爆体験証言者を招いての「平和講演会」などの事業を行っております。
講演を聞いた中学生たちは、「戦争はもう二度と起こってほしくない」という願いを心に刻んでいます。北見市ではこの強い願いを糧とし、核兵器のない平和な世界の実現に向けてたゆまぬ努力を続けてまいります。
③北海道黒松内町 鎌田 満町長
尊い命が奪われた原爆が投下されて70年が経過しようとしています。黒松内町では、中学校の修学旅行において、広島の原爆ドームを訪れ、核兵器がもたらす悲惨な惨状を目の当たりにすることで、平和の大切さを伝えております。
長い月日がたちますが、過去の悲しい経験を礎として今日の平和があることを忘れることなく、戦争と核兵器のない世界が誕生することを祈念しております。
④北海道妹背牛町 寺崎 一郎 町長
70年前、広島と長崎に原爆が投下され、一瞬にして多くの方々の生命が奪われ、今もなお、苦しんでいる人がいます。
北海道は開拓されてから歴史も浅く、先人のたゆまぬ努力の上に、私たちの今の生活が成り立っております。未来の子どもたちへ豊かな生活環境を受け継いでゆくためにも、絶対に、戦争を許してはいけません。
当町では、平成7年に「非核平和の町宣言」を行い、遊水公園うらら内に平和モニュメントを設置しました。被爆地のみなさまと共に後世へ平和の大切さを伝えていきます。
⑤北海道真狩村 佐々木 和見村長
先の大戦から70年を迎えようとしています。
世界で唯一の被爆国となったわが日本国でありますが、広島・長崎の多くの市民の皆さんが犠牲になられたことに言いようのない無念さを感ずるとともに、被爆者の皆さんのご苦労と核廃絶に向け、行動を続けられていることに心より敬意を表するところです。
核の傘による抑止力、核保有による軍事力の均衡を保っての平和が唱えられますが、膨大な軍事予算を費やし、不合理極まるものです。
昨今、国際テロや諸外国での紛争のあることも事実でありますが、武力による解決では永遠の平和を求めることはできないでしょう。
日本は非核三原則・核兵器非保有と他国に向け核廃絶を強く訴えていかなければなりません。
⑥盛岡市 谷藤裕明市長
幾多の尊い生命が一瞬のうちに失われた原子爆弾の投下から、70年の歳月が流れようとしています。
無念にも、突然に平穏な生活を奪われた方々にあらためて哀悼の意を表するものでございます。
悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、平和の尊さを未来に正しく引き継ぎ、核兵器廃絶と平和な社会の実現に向けて、努力をし続けていくことは私たちの責務であります。 盛岡市は、非核平和都市として、恒久平和の実現にこれからも取り組んでまいります。
⑦岩手県大船渡市 戸田公明市長
核兵器廃絶を求める動きが世界的に広がる中、被爆から70年を迎えることは、誠に意義深いものがあると存じます。
平和は、世界共通の願いであり、普遍の哲理であります。
世界唯一の核被爆国であり、核兵器の恐怖を身をもって体験した日本は、世界へ向かって「21世紀を核兵器のない世紀」とするため、訴え続けていかなければなりません。
本市においても、あらゆる国の核兵器廃絶と軍縮が推進されることを強く希求しており、非核平和実現のため、たゆまぬご努力を続けられております皆さま方に対し、深甚なる敬意を表するとともに、未来永劫(えいごう)の平和が訪れますことを、衷心よりご祈念申し上げます。
⑧岩手県洋野町 水上 信宏町長
本町では、わが国が世界の中で唯一の核被爆国としての立場を踏まえ、「広島、長崎の惨禍を二度と繰り返してはならない」と明記した「非核平和の町宣言」を平成18年9月に宣言し、平成22年12月には、核兵器のない平和な世界の実現に向けて、ともに取り組むべく「平和首長会議」に加盟したところであります。
世界では、今なお、内戦や紛争による惨禍が繰り返され、核兵器はいまだ人類にとって大きな脅威となっております。
70年前の悲しみの歴史を再び繰り返すことのないよう、人権を尊重し合い、平和を愛する心を育て、人類の絶滅につながる核兵器の廃絶と真の恒久平和の実現を心から願います。
⑨宮城県栗原市 佐藤 勇市長
私たちは、原子爆弾が爆発すると、人間が死ぬことを知っています。
私たちは、原子爆弾が爆発すると、悲しみを生むことを知っています。
私たちは、戦争の悲惨さを理解し、後世に伝えなければなりません。
私たちは、命の尊さを理解し、後世に伝えなければなりません。
全人類が、千年後も、2千年後も、恒久に平和であることを願います。
⑩宮城県利府町 鈴木 勝雄町長
利府町では、平成22年に町議会において「非核・平和の町宣言」をするとともに、二度とあの惨禍を繰り返さないよう平成25年には「平和首長会議」に加盟し、非核・平和推進に取り組んでいます。
平成27年は、あの忌まわしき核兵器が日本に投下されてから70年を迎えます。
今もなお、世界各地では戦争が絶えない状況が続いています。唯一の被爆国であるわが国は、核兵器の廃絶、恒久平和の実現を訴え続ける使命を背負っています。
今後も平和首長会議加盟都市と連携し、未来の子どもたちが平和な世界で生きていけるよう、努力してまいります。
⑪秋田市穂積 志市長
本市は、終戦前夜にわが国最後の大規模な空襲を受けました。
被爆・戦後70年の節目の年を前に、平和の尊さや戦争の悲惨さを世界に伝え、後世に語り継いでいくことが、現代に生きるわれわれに課せられた責務であるとの思いを新たにしております。
次代を担う子どもたちの明るく豊かな未来のため、秋田市から世界に向け、恒久平和の願いを訴えてまいります。
⑫秋田県にかほ市 横山 忠長市長
平成27年は、原爆投下から70年目という節目の年であります。
世界唯一の核被爆国として、この惨禍を再び繰り返さないよう、次世代に語り継ぎ、核兵器の廃絶、核兵器全面禁止を強く世界に訴えていく必要があります。
一刻も早く、世界中から核兵器がなくなり、人類が平和で安心した生活を送れるよう、心から念願いたします。
⑬山形県新庄市 山尾順紀市長
戦後70周年を迎え、戦争を経験した方々が少なくなるとともに、戦争を意識することも少なくなってきましたが、世界情勢に目を向けると、いまだ紛争状態にある地域が多数存在します。
私たちは、戦争の悲惨さと核の恐怖をいつまでも後世に語り継ぎ、真に「平和」が実感できる社会を築き上げていくことが使命であると考えます。
戦時の大きな犠牲と、復興に多くの努力が払われた結果として、今日の平和が築き上げられたものであることを私達自身があらためて認識し、この平和を世界に、そして次の世代に引き継いでいきましょう。
⑭山形県鶴岡市 榎本政規市長
平成27年は被爆70年という節目の年にあたり、原子爆弾の投下により犠牲になられた方々にご冥福をお祈りし、今なお後遺症で苦しむ方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。
鶴岡市は、平成23年3月に核兵器をはじめとする大量破壊兵器の速やかな廃絶を訴え、戦争のない永遠の平和と文化の構築を決意する「鶴岡市平和都市宣言」を採択しました。 過去の戦争体験を風化させることなく戦争の悲惨さと平和の大切さを市民に訴える取り組みの推進と併せて、世界の恒久平和の実現に向け平和首長会議加盟都市の皆さまと連携してまいります。
⑮福島市 小林 香市長
核兵器廃絶と世界の恒久平和実現を願い、福島市は、昭和61年に核兵器廃絶平和都市宣言を行い、これまでさまざまな平和事業に取り組み、核兵器廃絶を訴えて参りました。
戦後70年という節目にあたり、恒久平和への決意を新たにし、戦争で亡くなられた方々のご冥福と、広島のますますの発展を心からご祈念申し上げますとともに、世界平和の実現に向け、本市においても取り組みを継続していくことをお誓いし、連帯のメッセージといたします。
⑯福島県会津若松市 室井 照平市長
核兵器のない平和な社会を築くため努力を続けることは、世界唯一の被爆国の国民である私たちにとっての重要な役割です。
会津若松市は昭和60年に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行い、核兵器の凄惨(せいさん)さと平和の尊さを市民に理解いただく取り組みを継続してまいりました。広島・長崎の被爆、そして終戦から70年という節目の年を迎えるにあたり、核兵器廃絶と世界恒久平和実現への願いを新たにし、今後も核兵器の廃絶に向けた取り組みに力を入れてまいります。
⑰福島県南相馬市 桜井 勝延市長
南相馬市では、豊かな自然と伝統に培われた郷土を末永く守るため、平成21年6月に「核兵器廃絶平和都市宣言」を発しました。その矢先、平成23年3月の原子力発電所事故に伴い放射性物質が拡散し、多くの市民が避難を余儀なくされるなど、あらためて放射能が持つ影響の大きさに喘(あえ)いでいます。
今回の事態を踏まえ、放射能が持つ影響の大きさや核兵器の恐ろしさを世界に発信することをわれわれの使命ととらえ、引き続き核兵器の廃絶を訴えながら、美しい故郷を未来に引き継げるよう取り組んでまいります。
紙面 北海道・東北
①北海道北広島市 上野 正三市長
世界平和と核兵器の廃絶は、人類共通の願いです。世界で唯一の被爆国である私たちが今できることは、二度と同じ過ちを繰り返すことなく、戦争の悲惨さと平和の大切さを次世代に語り継いでいくことです。
北広島市は明治17年、広島県人25戸103人が一村創建を目指し、開拓の鍬(くわ)をおろしてから130年を迎えました。昭和63年「平和都市宣言」を行い、平成8年には市制施行を記念して、広島市の平和記念公園にある「平和の灯」を分火していただき、市民とともに世界平和を願い、平和の「灯」を大切に灯(とも)し続けております。
これからも市民とともに平和啓発事業を続けることで、世界の恒久平和が実現されることを心より願っております。
②北海道北見市 櫻田 真人市長
北見市では、戦争を知らない若い世代に、戦争の恐ろしさ、平和の大切さを考えてもらう機会として、小中学生が広島平和記念式典に参列する「広島平和の旅」や被爆体験証言者を招いての「平和講演会」などの事業を行っております。
講演を聞いた中学生たちは、「戦争はもう二度と起こってほしくない」という願いを心に刻んでいます。北見市ではこの強い願いを糧とし、核兵器のない平和な世界の実現に向けてたゆまぬ努力を続けてまいります。
③北海道黒松内町 鎌田 満町長
尊い命が奪われた原爆が投下されて70年が経過しようとしています。黒松内町では、中学校の修学旅行において、広島の原爆ドームを訪れ、核兵器がもたらす悲惨な惨状を目の当たりにすることで、平和の大切さを伝えております。
長い月日がたちますが、過去の悲しい経験を礎として今日の平和があることを忘れることなく、戦争と核兵器のない世界が誕生することを祈念しております。
④北海道妹背牛町 寺崎 一郎 町長
70年前、広島と長崎に原爆が投下され、一瞬にして多くの方々の生命が奪われ、今もなお、苦しんでいる人がいます。
北海道は開拓されてから歴史も浅く、先人のたゆまぬ努力の上に、私たちの今の生活が成り立っております。未来の子どもたちへ豊かな生活環境を受け継いでゆくためにも、絶対に、戦争を許してはいけません。
当町では、平成7年に「非核平和の町宣言」を行い、遊水公園うらら内に平和モニュメントを設置しました。被爆地のみなさまと共に後世へ平和の大切さを伝えていきます。
⑤北海道真狩村 佐々木 和見村長
先の大戦から70年を迎えようとしています。
世界で唯一の被爆国となったわが日本国でありますが、広島・長崎の多くの市民の皆さんが犠牲になられたことに言いようのない無念さを感ずるとともに、被爆者の皆さんのご苦労と核廃絶に向け、行動を続けられていることに心より敬意を表するところです。
核の傘による抑止力、核保有による軍事力の均衡を保っての平和が唱えられますが、膨大な軍事予算を費やし、不合理極まるものです。
昨今、国際テロや諸外国での紛争のあることも事実でありますが、武力による解決では永遠の平和を求めることはできないでしょう。
日本は非核三原則・核兵器非保有と他国に向け核廃絶を強く訴えていかなければなりません。
⑥盛岡市 谷藤裕明市長
幾多の尊い生命が一瞬のうちに失われた原子爆弾の投下から、70年の歳月が流れようとしています。
無念にも、突然に平穏な生活を奪われた方々にあらためて哀悼の意を表するものでございます。
悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、平和の尊さを未来に正しく引き継ぎ、核兵器廃絶と平和な社会の実現に向けて、努力をし続けていくことは私たちの責務であります。 盛岡市は、非核平和都市として、恒久平和の実現にこれからも取り組んでまいります。
⑦岩手県大船渡市 戸田公明市長
核兵器廃絶を求める動きが世界的に広がる中、被爆から70年を迎えることは、誠に意義深いものがあると存じます。
平和は、世界共通の願いであり、普遍の哲理であります。
世界唯一の核被爆国であり、核兵器の恐怖を身をもって体験した日本は、世界へ向かって「21世紀を核兵器のない世紀」とするため、訴え続けていかなければなりません。
本市においても、あらゆる国の核兵器廃絶と軍縮が推進されることを強く希求しており、非核平和実現のため、たゆまぬご努力を続けられております皆さま方に対し、深甚なる敬意を表するとともに、未来永劫(えいごう)の平和が訪れますことを、衷心よりご祈念申し上げます。
⑧岩手県洋野町 水上 信宏町長
本町では、わが国が世界の中で唯一の核被爆国としての立場を踏まえ、「広島、長崎の惨禍を二度と繰り返してはならない」と明記した「非核平和の町宣言」を平成18年9月に宣言し、平成22年12月には、核兵器のない平和な世界の実現に向けて、ともに取り組むべく「平和首長会議」に加盟したところであります。
世界では、今なお、内戦や紛争による惨禍が繰り返され、核兵器はいまだ人類にとって大きな脅威となっております。
70年前の悲しみの歴史を再び繰り返すことのないよう、人権を尊重し合い、平和を愛する心を育て、人類の絶滅につながる核兵器の廃絶と真の恒久平和の実現を心から願います。
⑨宮城県栗原市 佐藤 勇市長
私たちは、原子爆弾が爆発すると、人間が死ぬことを知っています。
私たちは、原子爆弾が爆発すると、悲しみを生むことを知っています。
私たちは、戦争の悲惨さを理解し、後世に伝えなければなりません。
私たちは、命の尊さを理解し、後世に伝えなければなりません。
全人類が、千年後も、2千年後も、恒久に平和であることを願います。
⑩宮城県利府町 鈴木 勝雄町長
利府町では、平成22年に町議会において「非核・平和の町宣言」をするとともに、二度とあの惨禍を繰り返さないよう平成25年には「平和首長会議」に加盟し、非核・平和推進に取り組んでいます。
平成27年は、あの忌まわしき核兵器が日本に投下されてから70年を迎えます。
今もなお、世界各地では戦争が絶えない状況が続いています。唯一の被爆国であるわが国は、核兵器の廃絶、恒久平和の実現を訴え続ける使命を背負っています。
今後も平和首長会議加盟都市と連携し、未来の子どもたちが平和な世界で生きていけるよう、努力してまいります。
⑪秋田市穂積 志市長
本市は、終戦前夜にわが国最後の大規模な空襲を受けました。
被爆・戦後70年の節目の年を前に、平和の尊さや戦争の悲惨さを世界に伝え、後世に語り継いでいくことが、現代に生きるわれわれに課せられた責務であるとの思いを新たにしております。
次代を担う子どもたちの明るく豊かな未来のため、秋田市から世界に向け、恒久平和の願いを訴えてまいります。
⑫秋田県にかほ市 横山 忠長市長
平成27年は、原爆投下から70年目という節目の年であります。
世界唯一の核被爆国として、この惨禍を再び繰り返さないよう、次世代に語り継ぎ、核兵器の廃絶、核兵器全面禁止を強く世界に訴えていく必要があります。
一刻も早く、世界中から核兵器がなくなり、人類が平和で安心した生活を送れるよう、心から念願いたします。
⑬山形県新庄市 山尾順紀市長
戦後70周年を迎え、戦争を経験した方々が少なくなるとともに、戦争を意識することも少なくなってきましたが、世界情勢に目を向けると、いまだ紛争状態にある地域が多数存在します。
私たちは、戦争の悲惨さと核の恐怖をいつまでも後世に語り継ぎ、真に「平和」が実感できる社会を築き上げていくことが使命であると考えます。
戦時の大きな犠牲と、復興に多くの努力が払われた結果として、今日の平和が築き上げられたものであることを私達自身があらためて認識し、この平和を世界に、そして次の世代に引き継いでいきましょう。
⑭山形県鶴岡市 榎本政規市長
平成27年は被爆70年という節目の年にあたり、原子爆弾の投下により犠牲になられた方々にご冥福をお祈りし、今なお後遺症で苦しむ方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。
鶴岡市は、平成23年3月に核兵器をはじめとする大量破壊兵器の速やかな廃絶を訴え、戦争のない永遠の平和と文化の構築を決意する「鶴岡市平和都市宣言」を採択しました。 過去の戦争体験を風化させることなく戦争の悲惨さと平和の大切さを市民に訴える取り組みの推進と併せて、世界の恒久平和の実現に向け平和首長会議加盟都市の皆さまと連携してまいります。
⑮福島市 小林 香市長
核兵器廃絶と世界の恒久平和実現を願い、福島市は、昭和61年に核兵器廃絶平和都市宣言を行い、これまでさまざまな平和事業に取り組み、核兵器廃絶を訴えて参りました。
戦後70年という節目にあたり、恒久平和への決意を新たにし、戦争で亡くなられた方々のご冥福と、広島のますますの発展を心からご祈念申し上げますとともに、世界平和の実現に向け、本市においても取り組みを継続していくことをお誓いし、連帯のメッセージといたします。
⑯福島県会津若松市 室井 照平市長
核兵器のない平和な社会を築くため努力を続けることは、世界唯一の被爆国の国民である私たちにとっての重要な役割です。
会津若松市は昭和60年に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行い、核兵器の凄惨(せいさん)さと平和の尊さを市民に理解いただく取り組みを継続してまいりました。広島・長崎の被爆、そして終戦から70年という節目の年を迎えるにあたり、核兵器廃絶と世界恒久平和実現への願いを新たにし、今後も核兵器の廃絶に向けた取り組みに力を入れてまいります。
⑰福島県南相馬市 桜井 勝延市長
南相馬市では、豊かな自然と伝統に培われた郷土を末永く守るため、平成21年6月に「核兵器廃絶平和都市宣言」を発しました。その矢先、平成23年3月の原子力発電所事故に伴い放射性物質が拡散し、多くの市民が避難を余儀なくされるなど、あらためて放射能が持つ影響の大きさに喘(あえ)いでいます。
今回の事態を踏まえ、放射能が持つ影響の大きさや核兵器の恐ろしさを世界に発信することをわれわれの使命ととらえ、引き続き核兵器の廃絶を訴えながら、美しい故郷を未来に引き継げるよう取り組んでまいります。
紙面 北海道・東北