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カープ新井監督と吉川さん 新春対談 広島を元気に 野球・音楽 古里へ思い

 就任1年目でチームを5年ぶりにクライマックスシリーズに導いたプロ野球広島東洋カープの新井貴浩監督(46)と、今年デビュー40周年を迎えるミュージシャンで俳優の吉川晃司さん(58)が新年にあたって、東京都内のホテルで対談した。広島出身の2人が、「広島を熱く、元気に」をテーマに、野球や音楽、古里への思いなどを語り合った。

 吉川さんが新井監督のドキュメンタリー番組のナレーションを担当した縁で実現した。吉川さんはカープの躍進に「情熱とか愛みたいなもの、生きてる感が、チーム新井からひしひしと伝わってくる」と称賛。新井監督は「素でがむしゃらにやった。(声出し解禁で)お客さんに選手が力をもらった」と感謝した。

 新井監督は広島に復帰した2015年を振り返り、「1打席目でいただいた声援は忘れない。あの感動以上のものをファンに返したいという思いは、監督になっても変わらない」とファンへの熱い思いを口にした。

 吉川さんは「40周年はちゃんとしようと思っとる」と明かした上で、還暦を迎える翌25年を「広島への恩返しの年にしたい」と強調。「広島出身のアーティストは多いが、いい意味で自我が強い。(古里を熱くするため)みんなで考えていきたい」と語った。(小西晶)

(2024年1月1日朝刊掲載)

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