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　１９６７年５月。広島市の爆心地近くに残る原爆ドーム（現中区）に足場が設けられ、初めての保存工事が進んでいた。市が４月に着工し、被爆から２２年を迎える前日の８月５日に終えた。

　同じ年、被爆間もない原爆ドームの姿も収めた原爆記録映画が米国から日本に返還された。日本映画社が企画して広島と長崎で撮影されたが、４６年４月の完成直後に米軍が持ち去っていた。（編集委員・水川恭輔）

（２０２５年４月１６日朝刊掲載）

［ヒロシマドキュメント　被爆８０年］　１９６７年１１月　原爆映画の返還