[戦後80年] 戦艦陸奥 練習生の遺影 周防大島の記念館 妹2人が寄贈
25年6月10日
周防大島町沖で爆沈した旧海軍の戦艦陸奥の遺品や資料を展示する同町伊保田の陸奥記念館に8日、陸奥に乗艦して犠牲となった海軍飛行予科練習生の男性の妹2人が福岡県から訪れ、兄の遺影を同館に寄贈した。
同館を訪れたのは福岡市の木村茂子さん(97)と北九州市の井口寿栄子さん(86)で、予科練甲飛11期生だった木村英雄さんの妹。戦後80年を機に戦友たちの写真と一緒に飾ってもらおうと町に依頼して寄贈した。
この日、近くであった戦艦陸奥の慰霊祭に出席した後に記念館を訪問。林敦史館長に、航空機の前で撮影されたA4判の大きさの兄の写真を手渡した。茂子さんは「賢くて優しい兄だった。亡くなった時、この写真と一緒に靴だけが家に届いた。戦争は二度とあってはならない」と話していた。 (川井直哉)
(2025年6月10日朝刊掲載)
[戦後80年] 陸奥犠牲者 80人が悼む 山口県周防大島 「平和を後世に」
同館を訪れたのは福岡市の木村茂子さん(97)と北九州市の井口寿栄子さん(86)で、予科練甲飛11期生だった木村英雄さんの妹。戦後80年を機に戦友たちの写真と一緒に飾ってもらおうと町に依頼して寄贈した。
この日、近くであった戦艦陸奥の慰霊祭に出席した後に記念館を訪問。林敦史館長に、航空機の前で撮影されたA4判の大きさの兄の写真を手渡した。茂子さんは「賢くて優しい兄だった。亡くなった時、この写真と一緒に靴だけが家に届いた。戦争は二度とあってはならない」と話していた。 (川井直哉)
(2025年6月10日朝刊掲載)
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