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ヒロシマ・ナガサキ宣言 岡山の原爆展で展示

■記者 中島大

 広島、長崎の原爆関連資料を紹介する「原爆平和展」(岡山市原爆被爆者会主催)が12日、岡山市北区の天満屋岡山店地下アートスペースで始まり、世界のノーベル平和賞受賞者17人が中国新聞紙上で発表した「ヒロシマ・ナガサキ宣言」がパネル展示された。17日まで。

 ヒロシマ・ナガサキ宣言の展示は、米国で来年春に開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議へ向け核兵器廃絶の機運と関心を高めるのが狙い。市原爆被爆者会の平末豊会長は「宣言は、オバマ米大統領のプラハ演説など核廃絶の流れを後押ししている。若い人にも見てもらいたい」と訴えている。

 原爆平和展は今年で16回目。宣言のほか、原爆投下直後の広島を撮影した写真や平和への願いを込めた子どもの絵など約90点が並んでいる。無料。

(2009年8月13日朝刊掲載)

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