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不発弾 処理隊が調査 光で陸自 爆発の危険性なし

 光市中央5丁目の日鉄ステンレス山口製造所の敷地内で不発弾が見つかったことを受け24日、陸上自衛隊桂駐屯地(京都市)の不発弾処理隊が現場を調べた。撤去の時期は未定としている。

 処理隊員や光市の職員たち約20人が、不発弾が見つかった製造所北側の山の斜面付近で作業した。市防災危機管理課によると、米国製の爆弾で直径35センチ、長さ120センチ、重さ250キロ。信管はあるものの爆発の危険性はないことを確認した。不発弾の周囲に土のうを積んで固定した。当面、この状態で保管するという。

 不発弾は、同製造所が2018年の西日本豪雨で崩れた斜面の修復中に見つけたという。現場周辺は戦前、旧海軍の光海軍工廠(こうしょう)が置かれ、1945年8月14には米軍の空襲があった。近隣の女性(77)は「あり得ることだと思った。安全に取り除いてほしい」と話した。(山本真帆)

(2021年9月25日朝刊掲載)

250キロの不発弾 光市内で発見 陸自きょう確認 不発弾の撤去へ 警戒区域を指定 光 住民は一時避難

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