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[核兵器禁止条約 第2回締約国会議] 広島市長 29日に演説 「実効性高める重要性」訴え

 広島市の松井一実市長は22日、記者会見し、核兵器禁止条約の第2回締約国会議で演説すると明らかにした。世界約8300都市が加盟する平和首長会議の会長として「禁止条約の実効性を高める重要性」を訴える。

 26~30日にニューヨークに滞在。29日に、締約国会議の一般討論で長崎市の鈴木史朗市長と共に演説する。27日には被爆者の体験や若者の活動を学ぶ集会を開く。第3回会議の議長国となるカザフスタンの代表と核被害者の支援策も議論する。

 会見では、オブザーバー参加しない日本政府に対し「橋渡しの意欲を多くの方に感じてもらう対応、被爆者の気持ちを受け止めた対応はないのか。本当に残念」と述べた。

 また、松井市長はニューヨークに続き、30日~12月2日にホノルルを訪れる。アリゾナ記念館、ユタ記念碑などを巡るほか、ブランジャルディ市長や、平和記念公園(中区)と姉妹公園協定を結んだパールハーバー国立記念公園の責任者と面会し、被爆者の派遣など交流の具体策を議論する。 (宮野史康)

(2023年11月23日朝刊掲載)

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