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[核兵器禁止条約 第1回締約国会議] 参加見送りの日本政府批判 広島で志位氏

 共産党の志位和夫委員長は24日、訪問先の広島市中区のホテルで記者会見を開いた。核兵器禁止条約を批准せず、オーストリア・ウィーンであった第1回締約国会議にオブザーバー参加もしなかった日本政府を批判した。

 志位委員長は、会議で採択された「ウィーン宣言」が、核保有国に加えて「核の傘」に頼る国へ懸念を示した点を指摘。「日本政府への警告だ。核抑止の呪縛を断ち切り、条約に参加するよう求める」と訴えた。会議には党衆院議員をオブザーバー参加させたとし、「今後も国際会議に代表を送る。国内でも署名活動などで世論を盛り上げたい」と話した。

 参院選の遊説で市を訪れた。「世界が核抑止論を乗り越えつつある中、一部の党は『核共有』などとんでもない議論をしている。論戦でただしたい」と述べた。

(2022年6月25日朝刊掲載)

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