日本からの報告 原子力を問う
ホーム社説天風録地域ニュースカープ情報サンフレ情報スポーツ情報全国・世界のニュース

 日本の原子力が揺れている。東京電力はトラブル隠し問題で一時は全17基が停止し、巻原発(新潟県)、珠洲原発(石川県)の新設計画は相次いで断念、凍結に追い込まれた。高速増殖炉原型炉「もんじゅ」は1995年のナトリウム漏れ事故以来止まったままで、青森県六ケ所村の使用済み燃料の再処理工場も工事のトラブルで稼働が遅れている。電力需要の伸び悩みや電力自由化も加わり、原子力は今、転換点を迎えている。昨年連載した「欧米からの報告」、今年の「アジアからの報告」に続き、日本の原子力を取り巻く立地や安全、核燃料サイクル、放射性廃棄物など、最新の課題を追う。
(編集委員・宮田俊範、写真も)
日本からの報告 プロローグ 04/05/02
1. 新増設計画に転換点
2. 需要伸び悩みや自由化が背景に
3. 52基 世界3位の「大国」

原発の立地 04/05/09
1. 半島の2計画正反対の結果
2. 世界でも珍しい交付金
3. 国や関係者 薄い責任感―日本原子力産業会議会長西澤 潤一氏

研究開発 04/05/16
1. 大学の原子炉 休廃止の動き
2. 専攻の学生 減少傾向
3. 施設を提供 共同利用も―日本原子力研究所理事長 岡崎俊雄氏

核燃料サイクル 04/05/30
1. かさむ処理費 推進見直し論
2. 業界 18兆8000億円と試算
3. もんじゅ再開へ準備着々―核燃料サイクル開発機構理事長 殿塚猷一氏

プルサーマル 04/06/06
1. 初の本格実施 高浜が先陣に
2. 10ヵ国55基で導入
3. チェック体制改善を評価―福井県知事 西川一誠氏

高レベル放射性廃棄物 04/06/13
1. 2020年に4万本 地層処分探る
2. 事業完了 100年がかり
3. 住民合意 醸成を待つ―原子力発電環境整備機構理事長 外門一直氏

安全と規制 04/06/20
1. トラブル隠し 東電 全基停止
2. 再発防止へ「維持基準」
3. 「運転第一」の姿勢 問題―原子力安全委員会委員長 松浦祥次郎氏
Click!
●原子力を問う−未来の日本 未来の世界
(04/06/27)
●原子力を問う−アジア・アフリカからの報告
(04/01/04〜04/03/28)
●原子力を問う−欧米からの報告
(03/01/05〜03/03/30)
ホーム社説天風録地域ニュースカープ情報サンフレ情報スポーツ情報全国・世界のニュース