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被爆地広島 地元紙の原爆平和記事

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  • 戦後80年 芸南賀茂 生徒倶楽部 <下> 次々戦地へ 多くの別れ

    25年6月8日 連載・特集

     旧海軍兵学校(江田島市江田島町)の生徒が休日を過ごした生徒倶楽部(くらぶ)の一つ、大久保倶楽部で両親を手伝っていた大久保延子さん(95)。太平洋戦争が始まった1941年は小学6年生だった。親しくなった「お兄さん」たちは兵学校を卒業すると次々と戦地へ赴き、多くの人が亡くなった。 遺品に制服託す  「自分が死んだら遺品として実家に送ってほしい」。そう言い残して兵学校の制服を大久保家に託し...

  • 25年6月7日 連載・特集

    緑地帯 黒住(國本)奏 平和を学ぶ旅⑧

     「平和って何?」。この大きな問いの答えを求めて広島から始まった私の旅は、アメリカ南西部とコスタリカを巡り、湯来町(広島市佐伯区)で暮らしながら今もまだ続いてい...

  • 25年6月6日 連載・特集

    緑地帯 黒住(國本)奏 平和を学ぶ旅⑦

     「いつか田舎暮らしをしたいなあ」。昔からぼんやりと思っていた。親友のご実家がある広島市佐伯区の湯来町に四季折々遊びに行くうちに、湯来が大好きになり、いつか田舎...

  • 25年6月5日 連載・特集

    緑地帯 黒住(國本)奏 平和を学ぶ旅⑥

     私が暮らしたコスタリカのコロンは、カラフルな花が咲き乱れ、さまざまな鳥の声が幾重にも響き渡り、大きな木々に見守られた小さな田舎町だ。犬や猫や鶏が、道端でのんび...

  • 25年6月4日 連載・特集

    緑地帯 黒住(國本)奏 平和を学ぶ旅⑤

     2021年、平和教育を学ぶための海外留学生活がコスタリカで始まった。コーヒー畑を眺めながら、小さなバスでガタガタの山道を上った先に、国連平和大学の緑に囲まれた...

  • 25年6月3日 連載・特集

    緑地帯 黒住(國本)奏 平和を学ぶ旅④

     国の予算を軍事ではなく教育や社会福祉に使い、軍隊を持たず平和主義を貫いている国コスタリカ。そこに紛争解決と平和構築に特化した大学院の国連平和大学がある。「平和...

  • 25年5月30日 連載・特集

    緑地帯 黒住(國本)奏 平和を学ぶ旅③

     2015年、広島で世界核被害者フォーラムが開催された。アメリカ先住民アコマプエブロのペトゥーチ・ギルバートさんは、故郷の近くにあるウラン鉱山での健康被害や環境...

  • 『書評』 郷土の本 被爆伝える広場 創った日独市民

    25年6月1日 社説・コラム

     ドイツ・ベルリン郊外ポツダムに被爆地の名を冠した広場がある。「ヒロシマ・ナガサキ広場」。歴史の教訓を胸に刻もうと、日独市民が手を携え、創った空間だ。その歩みを、ベルリン在住のジャーナリストふくもとまさおさん(68)が「『小さな平和』を求めて」にまとめた。自身も関わってきた草の根の取り組みを、現地の息遣いとともに伝えている。  広場は1945年のポツダム会談の際、トルーマン米大統領(当時)が滞在...

  • 25年6月8日 社説・コラム

    天風録 『夏は来ぬ』

     「夏は来ぬ」という童謡がある。卯(う)の花の匂う垣根に、時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて…。明治時代にできた難しい歌を知る若者が意外といるらしい。このアニメのお...

  • 25年6月3日 社説・コラム

    天風録 『「原爆スラム」の息遣い』

     表の間はAの所有で裏口はBのもの、その横にはCの表札がかかっているという具合―。被爆者の戦後を作家らがルポした1965年刊「この世界の片隅で」に文沢隆一さんが...

  • 25年6月1日 社説・コラム

    天風録 『気象庁150年』

     気象衛星やスーパーコンピューターの技術が進化しても、今なお「手描き」と知り驚いた。天気予報で目にする天気図は気象庁の担当者がパソコン上で地図に書き込み発表して...

  • 25年5月31日 社説・コラム

    『潮流』 記憶の束

    ■論説委員 森田裕美  ずしりと重い小包を開くと、上質な紙に刷られた雑誌の束が現れた。1月に亡くなった詩人で女性史研究者の堀場清子さんが1982~2002...

  • 25年5月28日 社説・コラム

    朝凪(あさなぎ) 仏壇にある小さな石

     今月、すでに他界している祖父宛ての封書が実家に届いた。比島戦没者慰霊顕彰会-。差出人を見てある光景を思い出した。鹿児島の海岸から眺めた波立つ東シナ海。そして、...

  • 25年5月25日 社説・コラム

    社説 イスラエルの強硬姿勢 ガザでの殺りく即刻やめよ

     パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍が新たに大規模攻撃を開始し、連日多数の命を奪っている。ガザの保健当局によると、2023年10月の戦闘開始以降、ガザ側の死者...

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  • まんが 被爆地の新聞社
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証言 記憶を受け継ぐ

『記憶を受け継ぐ』 原田敬二さんー幼さ残る女学生「水を」
『記憶を受け継ぐ』 清水弘士さんー「空白の10年」伝える
『記憶を受け継ぐ』 本谷量治さん―「生き残った」苦悩抱える
『記憶を受け継ぐ』 金花子さん―負った「二重の苦しみ」
『記憶を受け継ぐ』 矢野美耶古さん―生き残り 自分を責めた
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ジュニアライター発信

中国新聞ジュニアライターの中高生

『ジュニアライター発』 朗読劇「第二県女」を見て 想像した原作者の信念

 大阪のグループによる朗読劇(ろうどくげき)「広島第二県女(けんじょ)二年西組」が5月中旬(ちゅうじゅん)、広島市中区で上演(じょうえん)されました。原爆投下時に爆心地から約1キロの雑魚場(ざこば)町(現中区)で建物疎開(そかい)作業をしていた広島県立広島第二高等女学校(現皆実(みなみ)高)2年の生徒たちを追った作品です。  被爆死した生徒のうち本地文枝(ほんじふみえ)さんのエピソードが特に心に

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動画で平和発信

2025ひろしまフラワーフェスティバル 中国新聞ジュニアライターの発表

 中国新聞ジュニアライターが5月3日、平和記念公園(広島市中区)のカーネーションに登場。「声で届ける平和」をテーマに、原爆詩と自分たちで作った詩を朗読し、ウクライナからの避難者や崇徳高(西区)新聞部の生徒と「アオギリのうた」を合唱した。...

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遺品 無言の証人

中国軍管区司令部で被爆した八木さんの革脚絆=1973年、八木実さん寄贈(撮影・山田尚弘)

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学ぼうヒロシマ
平和学習新聞

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